Container Stationの限界か

docker の使い方にも慣れてきて、docker の仕組みも何となく分かるようになってきたので、前回 qbus の利用を諦めて、docker だけでアプリケーションを作成しようと思ったので、これまで実験的に作成してきた QNAP 用のアプリを docker + QDK で記述し直してみたのだが、Container Station にまた別の問題がある事が発覚した。

私の使っている QNAP は CPU が arm32v7 なので、最初はアプリのインストール時に Dockerfile から QNAP 上で直接ビルドしていたのだが、docker 本来の使い方から考えれば、開発は別の PC で出来た方が良いというか自然な流れだよな〜と思って、Docker Desktop を使って PC 上で行うように変更してみた。

しかし、そうすると作成したイメージを QNAP 上へどうやって持っていくのか?という問題が発生する。一番素直な方法は docker hub を利用する事だろうが、今後仕事で docker hub が使えない環境だってあるかも知れないと思って、独自に docker の registry を QNAP 上で立ち上げ、そこを経由する方法を検討してみた。

ネットの情報を参考に、PC 上で docker buildx を使ってマルチ・アーキテクチャのイメージをビルドして、QNAP 上で立ち上げた独自の registry に push するところまでは問題なく動作した。

ところが、QDK のインストーラ内で docker pull を行うと独自レジストリの認証が正しく利用されないという問題が発生。QNAP では ssh でログインできるのは admin アカウントのみ。しかし WebUI の App Center を admin 以外の管理者アカウントで実行すると admin アカウント保存した認証情報は使用されない。

流石に ID/PW を QDK のインストールスクリプト内に直接記述する訳にもいかないので、イメージの管理や docker pull の方法については別の方法を考える必要がありそうだ。

Share

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です